フランス語を語源から覚える!接頭辞と接尾辞【数字編】

2015年05月16日      2016年10月14日

今回から3回に渡って、フランス語の語彙力を高めるための有力な方法である語源について学習していきます。初回のこのページでは語源について知るために必要な知識である接頭辞と接尾辞について学んだ後、数字の語源について勉強していきましょう。

第2回と第3回のページ、および語源学習法について解説している記事は以下のリンクからどうぞ。

接頭辞(せっとうじ)préfixeや接尾辞(せつびじ)suffixeという言葉を聞いたことはあるでしょうか。接頭辞や接尾辞とは単語を構成する部分のことを意味し、接頭辞は単語の頭につき、接尾辞は単語の最後に付くものを指します。

接頭辞としては、prévenir「〜を予言する」やrevenir「戻ってくる」などの動詞にも含まれている次のようなものが有名です。

  • pré-:あらかじめ
  • re-,ré-:再び

接尾辞は、professeur「先生」やdanseur「ダンサー」のような単語の語尾に付いて意味を成すものを指します。

  • tion:名詞化する語尾
  • eur:~をする人や物を表す語尾

接頭辞・接尾辞の使い方

接頭辞が実際にどのような使い方をされているかbilingue「バイリンガル」という単語を例にとって見ていきましょう。bilingueという単語はbi-と-lingueの2つに分解することができます。

  • bi + lingue = bilingue

bi-という部分を接頭辞と言い、接頭辞はその後に続く部分に情報を加える役割があります。例えばbilingueという単語に含まれている、接頭辞bi-はラテン語に由来する数字の「2」を意味します。

数字の「2」という接頭辞に-lingue(ラテン語で言語)という部分が合わさり、この単語、bilingue「バイリンガル」が生まれるのです。

このような感じで、接頭辞や接尾辞の名詞との結びつきは足し算の計算式のような簡単なものなので覚えておいて損はありません。接頭辞や接尾辞は漢字の偏と同じような役割をしているので知っているだけで単語の意味を想像できるようになるのです。

  • bi + lingue = bilingue
    2 + 言語 = 2言語話者(バイリンガル)

接頭辞・接尾辞の例

接頭辞と接尾辞の面白いところは接頭辞や接尾辞を他のものに変化させると別の単語が出来上がることです。例えばこれまで見てきた単語bilingueの接頭辞bi-を、数字の「3」を表す接頭辞tri-に変えるだけで、

  • trilingue「3言語話者」

という単語をつくることができます。さらにこの接頭辞を数字の「1」を意味するmono-に変えれば、

  • monolingue「モノリンガル、1言語話者」

という単語にもなります。そして今度は1を意味する接頭辞mono-を残したまま、後ろに-logue「言葉」(ギリシャ語のlogosから由来)を付ければ、

  • monologue「モノローグ、ひとり言、一人芝居」

という単語をつくることができ、接頭辞であるmono-をギリシャ数字の「2」に由来するdi(a)-、に変えると

  • dialogue「ディアローグ、対話」

という、二人の人物による話し合いを意味する単語を作ることができます。

こんな風に数字の接頭辞をいくつか知っているだけで格段に語彙を増やすことができるのが、語源学習および接頭辞・接尾辞学習を強くおすすめする理由です。なにより、こうして部品を組み合わせて単語を作るのはとても論理的なので、ダラダラと単語帳をめくるよりも記憶に残りやすいです。

フランス語を語源から覚える!接頭辞と接尾辞【数字編】のまとめ

接頭辞を知っていれば初めて出会った単語の意味を類推することができますし、そのうえ組み合わせ方を知っていれば、自分で単語をつくることだって可能になります。

フランス語の接頭辞と接尾辞の世界は奥が深く、必ずしもすべての意味を把握しておく必要はありませんが、普段よく目にするような数字を表す接頭辞などは覚えておくと語彙の増強につながります。

それだけではなく意味を推測する、考える力が付くので新しい単語に出会ったときに臆することなく意味を想像することができるようになるので、ぜひこの機会に接頭辞や接尾辞を少しずつ覚えていきましょう。

この接頭辞・接尾辞を学習するシリーズはこれからも更新していく予定なので、どんどん自分の知っている接頭辞や接尾辞の数を増やしていき、フランス語の語彙を効率的に増やしていきましょう。

mono- 1
bi- 2
di(a)- 2
tri- 3

第2回と第3回のページ、および語源学習法について解説している記事は以下のリンクからどうぞ。

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