フランス語の関係代名詞dontの用法3つを実際のニュースと共に解説

2016年04月05日      2016年10月31日
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フランス語の関係代名詞を勉強していると避けられないdontについて、多くのフランス語学習者が苦手意識を持っているように感じます。なぜdontが難しく感じるのか、それはきっと日本語にも英語にも同じ表現が無いからです。今回は関係代名詞dontの用法と実際にどのように使われているかを解説していきます。

関係代名詞とは

まず、関係代名詞とは何かと簡単におさらいすると、関係代名詞とはある文に情報を付け加えるときの接着剤のことを指します。すでにそれ単体で文として成立しているものにさらに付加情報を加えたいときに用いるのが関係代名詞です。

関係代名詞がどのように使われるかを2つの例文と共に見ていきましょう。

Il a deux enfants.

彼には子供が2人いる。

という文はそれ一文で意味が完結していますが、deux enfants「2人の子供」にさらに付加情報を加えたいときに、語尾に関係代名詞をつけます。

Il a deux enfants qui habitent au Japon.

彼には日本に住む子供が2人いる。

もうひとつ別の文を見ていきます。

La personne n’est pas ici.

その人はここにはいません。

という文のla personne「その人」に情報を付け加えると

La personne que tu cherches n’est pas ici.

君が探している人はここにはいません。

ここで紹介した2つの文の関係代名詞によって情報が付加されるものを文法用語では先行詞(せんこうし)と呼びます。関係代名詞について簡単におさらいしたところで、今回のテーマである関係代名詞dontについてみていきましょう。

dontの用法3つ

1.前置詞deを含む関係代名詞

parler de「~について話す」やavoir besoin de「~が必要だ」のような動詞+前置詞deの熟語や、fier de「~を誇りに思う」やresponsable de「~の責任がある」のような前置詞deが後に続く形容詞と関係代名詞が結びつくときに関係代名詞dontが用いられます。

Où est cette fille ?

その少女はどこにいるの?

J’ai parlé de cette fille hier.

私は昨日その少女について話した。

Où est cette fille dont j’ai parlé ?

私が昨日話した少女はどこにいるの?

mon,ma,mesのような所有形容詞を関係節の中で用いることはできないため先行詞のmon styloをle styloに変えなくてはいけないので注意が必要です。

J’ai perdu mon stylo.

私はペンを失くした。

J’ai besoin de mon stylo.

私はペンが必要だ。

J’ai perdu le stylo dont j’ai besoin.

私は必要なペンを失くした。

前置詞deを伴う形容詞の場合も同様に関係代名詞dontをとります。

L’accident n’est pas grave.

この事故は重大ではない。

Il est responsable de cet accident.

彼はこの事故の責任がある。

L’accident dont il est responsable n’est pas grave.

彼に責任があるその事故は重大ではない。

Où est cette fille dont tu as parlé ?

君が話していた少女はどこにいるの?

J’aime la région dont il est origiaire.

私は枯れの出身地が好きだ。

C’est le fils dont elle est fière.

これは彼女が自慢している息子だ。

前置詞deを含む関係代名詞は、前置詞deを含む熟語や形容詞をしっかり覚えておけば、難しくはないと思います。熟語や形容詞と前置詞の結びつきはフランス語検定(仏検)でも狙われる範囲なので表現を覚えるときには必ず前置詞の結びつきも一緒に覚えるようにしましょう。

2.所有関係(英語のwhose:「その人の~は」)

英語のwhoseと同じような用法として所有関係があります。先行詞の所有関係を追加するために関係代名詞dontは用いられ、先行詞は人でもモノでも可能です。

La mère travaille beaucoup.

母親はよく働く。

Les enfants sont petits.

子供たちは小さい。

La mère dont les enfants sont petits travaille beaucoup.

子供が小さい母親はよく働く。

↑この1文では主語がLa mère dont les enfants sont petits「子供が小さい母親」と長いので注意。

Le garçon habite près de chez moi.

少年が近くに住んでいる。

Le père est acteur.

父は俳優だ。

Le garçon dont le père est acteur habite près de chez moi.

父が俳優の少年が近くに住んでいる。

Je suis entré dans la chambre dont la porte est ouverte.

私はドアが開いている部屋に入った。

Je connais un garçon dont le frère est médecin.

私は兄弟が医者の少年を知っている。

所有関係(英語のwhose:「その人の~は」)を意味する関係代名詞dontの用法は英語で同様の表現があるため英文法を勉強したことのある人にとっては馴染みのある表現ではないでしょうか。

3.部分を表す

先行詞の一部がどのようなものかを示すために関係代名詞dontが使われることがあります。ニュースなどで「負傷者が30人出たが、そのうち日本人は2人だった。」のようなフレーズで用いられることが多いです。

Ils ont trois filles dont deux sont mariées.

彼には3人の娘がいるがそのうち2人は結婚している。

関係代名詞の後に主語+動詞ではなく、動詞が省略されて主語だけが用いられる場合もある。

J’ai vu plusieurs personnes dont Marie.

私は複数の人にあったが、その中にマリもいた。

Il a plusieurs maisons dont une à Paris.

彼は複数の家を所有しているがそのうちひとつはパリにある。

部分を表す関係代名詞dontの表現はフランス語に特有なものなので注意が必要です。特に文章やニュースで用いられる頻度が高い便利な表現なので、確実に覚えておきましょう。

実際の使われ方

これまで見てきた関係代名詞dontがニュースや会話などでどのように用いられているか実際のニュースなどを引用してみていきましょう。

17 personnes, dont 11 pompiers, ont été blessées ce vendredi à la mi-journée dans une explosion due au gaz dans un immeuble du 6ème arrondissement de Paris.

Explosion accidentelle à Paris : 17 blessés, dont 11 pompiers

金曜日の白昼、ガス爆発により11人の消防士が含まれる17人がパリ6区の建物の中で負傷した。

このニュースでは先行詞17 personnesに、「17人のうち11人が消防士だった」という付加情報を加える目的で関係代名詞dontが使われています。

Attentats de Bruxelles: 8 Français blessés, dont 3 grièvement

Attentats de Bruxelles: 8 Français blessés, dont 3 grièvement

ブリュッセルでテロ襲撃:8人のフランス人が負傷し、3人が重傷

ニュースのタイトルを短くするために関係代名詞の後の動詞が省略されています。

Plus de 500 personnes ont été blessées, dont plus de 200 sont dans un état grave, dans une explosion dans un parc de loisirs près de la capitale taiwanaise.

Taïwan: une explosion fait plus de 500 blessés dont 200 graves à Taipei dans un parc aquatique

台湾の首都にあるレジャーランドの爆発で500人以上が負傷し、そのうち200人以上が重体である。

このニュースでも関係代名詞dontは全体の一部の数を表す目的で使われています。

まとめ

以上のように関係代名詞dontには主に3つの使い方があります。いきなり関係代名詞dontを実際に自分で使うことは難しいかもしれませんが、関係代名詞dontが含まれる文章を読解することはできるようになったと思います。

関係代名詞dontはニュースでも頻繁に用いられる表現なので文章を読むときには気をつけて意味をとらえるようにしましょう。

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