フランス語の語源を覚えて単語の学習効率を最大化させよう

2016年04月06日      2016年10月31日

単語を覚えるときにフランス語学習者のみなさんはどのような覚え方をしているでしょうか。仏検 準1級・2級必須単語集 (<CD+テキスト>)仏検3・4級必須単語集―petits pois (<CD+テキスト>)のような単語帳を買ったり、暗記カードを自分で作ったり、今すぐ覚える音読フランス語 (東進ブックス)のような短い文をいくつも丸暗記して覚えている人が多いのではないでしょうか。

フラ勉では単語の勉強方法として文章読解の数をひたすらこなすことで実際に単語がどのように使われるかを学びながら単語を覚える方法を推奨しているのですが、このような単語暗記の勉強効率をできる限り上げる学習方法として語源学習方法があるので、今回はその勉強方法をシェアしようと思います。

語源学習勉強法

By: Steve Johnson

フランス語の単語は英語以上にラテン語ギリシャ語の影響を受けています。例えば接頭辞のmono-が「数字の1」を示したりbi-が「数字の2」を意味することを覚えておけば単語自体の意味を知らなくてもある程度単語の持つ本質的な意味を推測できるようになります。

monochromeが「モノクロの=単色の」と1色を意味する形容詞だったり、monocycleは「一輪車」を意味する名詞になったり、今現在使われている単語もほとんどのものが接頭辞や接尾辞など語源の知識を持って入れば解読可能なもので、語源を足し算していくと単語を作ることが出来てしまいます。

例えば1を意味するmonoと色を意味するchromeを足し算すると

mono+chrome=monochrome(モノクロの)

というように簡単に単語を作ることができます。monoの代わりに「多数」を意味するpolyを入れると、

poly+chrome=polychrome(多色の)

というように簡単な語源の知識を持っていればパーツの組み合わせでほとんどの単語の意味を理解することが出来るのです。このようにひとつの語源を知ることで複数の単語に応用できることから、単語学習を効率的に進めるにあたって語源の基礎知識を持っているべきだと考えています。

語源の教科書

By: Carol VanHook

しかし日本の外国語指導ではほとんどの場合、語源学習に力を入れていないことがほとんどです。授業の内容で一部基礎的な語源を先生が紹介する場面はあったとしても、例えば教科として半学期や1学期間、集中して語源学習に取り組むプログラムを採用している学校はほぼゼロに近いのが現状です。

語源の基礎知識を頭に入れておけばその後の単語学習において大いに力を発揮するのだから、中学や高校の早い段階で語源学習の授業を提供するのがベストではないかと思うのですがなかなかそのような考えは浸透していないようです。

語源は漢字の偏と同じ

By: Travis Juntara

僕が思う語源とは漢字の偏のようなものだと考えています。例えば、さんずいが含まれている漢字は水に関係するものだったり、魚偏の漢字は魚の種類を表すのに使われます。接頭辞や接尾辞も同じように単語の意味を類推するのに不可欠な要素であり、これを学んでいるかどうかで学習の効率が何倍にも違ってくるのです。

さらに語源の知識は一つの言語体系内の多くの言語で応用できるので、英語の語源を知っていればフランス語やイタリア語、スペイン語など他の言語を勉強するときにも力になります。

語源学習本INSTANT WORD POWER

このことを踏まえて紹介したいのは英語の語源学習本である、Instant Word Powerという本です。フランス語の勉強を効率化するために英語の語源を学ぶのは遠回りではないかと考える人もいるかもしれませんが、英語で使われる語源の多くはフランス語にもほぼそのまま流用できるため、この本で英語の語源を学ぶことで同時にフランス語の語源力も向上するようになっています。

Instant Word Powerは英語の語源学習では有名な本ですが日本ではほとんど使っている人を見たことがありません。僕は高校2年生のときにこの本を買ったおかげで英語の基礎力が上がり、当時初挑戦したTOEICでも900スコアを越えることができました。

片手で持てるサイズで書き込みをして覚えていくタイプの学習本なので、例えば通勤や通学の電車内に取り組むのにはちょうどよい本だと思います。この本のすごいところは復習の必要が無い点にあります。38章構成で、普通の本では後半に進むと前半の内容を忘れてしまうので復習が必要ですが、この本だと前半に登場した語源の知識が後半でも繰り返し出題されるのでこの本を進めていけば自然に復習ができてしまうのです。

まとめ

どのような単語の暗記学習をするにしても語源の知識があるかないかではその学習の効率は大いに変わります。語源を学ぶことでその後の外国語習得スピードがかなり加速するのでフランス語学習者の人手語源の勉強をしたことの無い人はぜひ一度挑戦してみてください。

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