【フランス語文法】主語人称代名詞とは?9種類の意味と使い方・使い分けを解説

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フランス語の主語人称代名詞とは何か

  • 主語人称代名詞は日本語の「私は」「君は」などを意味する。
  • フランス語の主語人称代名詞は9種類あり、この主語に合わせて動詞が活用する。
  • 主語人称代名詞には名詞の反復を防ぐ力がある。

主語人称代名詞(しゅごにんしょうだいめいし)は日本語の「私は」「君は」などを意味し、PaulやPierreなど固有名詞の代わりに主語としての役割を果たすものを主語人称代名詞と言います。

フランス語の主語人称代名詞は9種類あり、この主語に合わせて動詞が活用するので最初にこれらの主語人称代名詞を覚える必要があります。

pronom_personnel

また主語人称代名詞は固有名詞の代わりに主語として働くので、すでに会話や文中で登場した名詞の代わりに用いられて名詞が反復して繰り返されるのを防ぐ力があります。下の例文をみてください。

  • 太郎は地方出身で子供のころを田舎で過ごした。太郎は大学生の時に上京して~。」
  • 太郎は地方出身で子供のころを田舎で過ごした。は大学生の時に上京して~。」

上にあげた2つの日本語の文でも、「太郎」という言葉の繰り返しを避けるために、2つ目の文で「」という代名詞で置き換えることがあるように、フランス語でも同様に主語人称代名詞で固有名詞の繰り返しを避けることが望まれます。

例えば以下の名詞はこのようにして、人称代名詞に置き換えられます。

  • Pierre → 彼
  • Marie → 彼女
  • Pierre et Paul → 彼ら

主語人称代名詞の種類9つ

主語人称代名詞には以下の通り、9種類が存在します。それぞれ詳しく見ていきましょう。

単数 複数
1人称 je(j’) nous,on
2人称 tu vous
3人称 il,elle ils,elles
  • je (j’) 私は~
  • tu 君は~
  • il 彼は~/それは~
  • elle 彼女は~/それは~
  • nous/on 私たちは~
  • vous あなたは~/君たちは~/あなたたちは~
  • ils 彼らは~/それらは~
  • elles 彼女たちは~/それらは~

je「私は」主語人称代名詞1人称単数形

jeは日本語と同じように「私は~」や「私が~」を意味します。ポイントは、母音または無音のhの前では母音の衝突が起きるためjej’に変化する点です。

  • Je suis japonais.
    私は日本人です。
  • Je bois du vin.
    私はワインを飲んでいます。
  • J’étudie le français.
    私はフランス語を勉強しています。
  • J’aime les chiens.
    私は犬が好きです。
母音の衝突(élision)について

単語の終わりの文字が母音で、次の単語が母音もしくは無音のhで始まる場合、前の単語の最後に付く母音を消して、代わりに[  ]を置きます。フランス語の母音はa/e/i/o/u/yとそれぞれにアクサンが付いたものを指します。

  • le ami → lami
  • le arbre → larbre
  • la école →  lécole
無音のh(h muet)について

フランス語のhから始まる単語には有音のh無音のhという2つのカテゴリーが存在します。有音のhは、hを他の子音と同じように扱いますが、無音のhの場合は文法上、hを文字としてカウントしないため、無音のhから始まる単語はhの後に続く母音から始まるとみなされて母音の衝突の対象となります。

  • homme → lhomme
  • histoire → lhistoire

tu「君は」主語人称代名詞2人称単数形

tuは親しい間柄の人・友人・同世代の人などに対して「君は」「君が」という意味として用いられます。自分よりも立場が上の人や初対面の人に対してはtuの代わりにvousを使うことが多いです。

  • Tu parles anglais.
    君は英語を話す。
  • Tu aimes le chocolat ?
    君はチョコレートが好き?
  • Tu as du courage.
    君は勇気があるね。

il「彼は」「それは」主語人称代名詞3人称単数形

ilは英語のheと同じ意味の「彼は」「彼が」という意味に加えて、英語のitのように「これは」「これが」「それは」「それが」という意味も同時に持っています。

  • J’ai un livre. Il est lourd.
    私は本を一冊持っています。これは重いです。
  • Pierre est Français. Il a 20 ans.
    ピエールはフランス人です。彼は20歳です。

上2つの例文での使い方からも分かるように、ilはすでに会話や文中で登場した男性名詞単数形を置き換える力を持っています。

elle「彼女は」「それは」主語人称代名詞3人称単数形

elleは英語のsheと同じ意味の「彼女は」「彼女が」という意味に加えて、英語のitのように「これは」「これが」「それは」「それが」という意味も持ちます。

  • J’ai une voiture. Elle est grande.
    私は車を一台持っています。それは大きいです。
  • Marie est Française. Elle a 20 ans.
    マリはフランス人です。彼女は20歳です。

elleはすでに会話や文中で登場した女性名詞単数形を置き換える力を持っています。

男性名詞単数形や女性名詞単数形について詳しく知りたい人は、【フランス語文法】2つの名詞の性の分類と見分け方(男性名詞・女性名詞)と特有の語尾を解説ページへ。

nous/on「私たちは」主語人称代名詞1人称複数形

nousは日本語と同じように「私たちは」「私たちが」を意味します。会話表現でnousとほぼ同じ意味を持つonという主語代名詞があり、意味上はnousと同じように「私たちは」「私たちが」という意味になります。ただしonは文法上3人称単数形として扱われるため、動詞の活用はilやelleと同じ活用になります。

  • Nous habitons à Tokyo.
    私たちは東京に住んでいます。
  • On habite à Tokyo.
    私たちは東京に住んでいます。
  • Nous aimons le vin.
    私たちはワインが好きです。
  • On aime le vin.
    私たちはワインが好きです。

フランス語のnousとonの違い

nousとonにはどちらも「私たちは」という意味がありますが、nousは会話・文章どちらにも用いられるのに対して、onは口語的な言葉なので会話やSNSなど日常的な場でのみ用いられます。

nousの方がonに対してよりフォーマルな形なので、迷った場合はnousを使用した方が無難と言えます。

nousとonの動詞活用の難易度を考えた時に、onに比べてnousの方が動詞の活用変化が難しいのでフランス語の学習を始めたばかりの人はどうしてもonだけを覚えてしまいがちなので、必ずnousも合せて覚えるようにしましょう。

vous「あなたは」「君たちは」「あなたたちは」主語人称代名詞2人称単数形・複数形

vousは日本語とも英語とも異なる独特な意味を持っているので注意が必要です。フランス語のvousは以下の3種類の意味を持っているので混同しないように気を付けましょう。

  • あなたは
  • 君たちは
  • あなたたちは

主語人称代名詞のvousが「あなたは」の意味で用いられるとき、その対象は知り合いではない人・自分よりも目上の人や尊敬の対象など自分と相手との間に距離がある人という意味になります。

  • Vous êtes gentil.
    あなたは優しい。
  • Vous êtes gentils.
    君たちは/あなたたちは優しい。
  • Vous parlez français.
    あなたは/君たちは/あなたたちはフランス語を話す。

上の3つの例で1つ目の文で使われているvousは「あなたは」のvousであることが後に続く形容詞の形から特定できます。フランス語の形容詞は対応する名詞の性と数によって形が変化するので、語尾にsが付いていないgentilが置かれていることからvousが単数の「あなたは」だということが分かります。

2つ目の例文はgentilsが複数形であることから、「君たちは」もしくは「あなたたちは」のどちらかであることが分かります。しかしこのvousが「君たちは」か「あなたたちは」のどちらを指すかは文法だけでは特定できないので、コンテクストから想像する必要があります。

フランス語のtuとvousの使い分け・違い

日本語や英語に存在しないフランス語のtuとvousの使い分けに初めは戸惑うかもしれません。しかしこの使い分けは非常に簡単で、それはあなたと相手との間にある距離の違いと言ってよいでしょう。(ここでいう「距離」とは物理的な意味ではなく、心的・精神的な「距離」を指します。)

もしあなたと相手の関係を考えた時、その間に距離があるなあなたが主観的に感じる場合は、tuよりもvousを用います。例えばそれは初対面の人であったり、自分が尊敬する人物に対して話しかける時です。

学生の間ではほとんどの場合、学年や年齢に関係なく「学生」というひとつのグループとして考えられているので、基本的にtuを用います。そして学校関係でtuとvousについてさらに触れると、どれだけ授業を通して先生や教授と学生が仲良くなったとしても、学生が先生に話しかける時には必ずvousを用います。

ils「彼らは」「それらは」主語人称代名詞3人称複数形

ilsは英語のtheyと同じ意味の「彼らは」「彼らが」「これらは」「これらが」「それらは」「それらが」という意味も持ちます。ilsはすでに会話や文中で登場した男性名詞複数形を置き換える力を持っています。

  • J’ai des livres. Ils sont lourds.
    私は本を数冊持っています。それらは重いです。
  • Pierre et Paul parlent japonais même s’ils sont Français.
    ピエールとポールはフランス人だが、彼らは日本語を話す。

elles「彼女らは」「それらは」主語人称代名詞3人称複数形

ellesは英語のtheyと同じ意味の「彼女らは」「彼女らが」「これらは」「これらが」「それらは」「それらが」という意味も持ちます。ellesはすでに会話や文中で登場した女性名詞複数形を置き換える力を持っています。

  • J’ai des voitures. Elles sont grandes.
    私は車を数台持っています。それらは大きいです。
  • Marie et Ana parlent japonais même si elles sont Françaises.
    マリとアナはフランス人だが、彼女らは日本語を話す。

主語人称代名詞の反復

同じ主語人称代名詞が二つ以上の動詞を従えるとき、

話し言葉では、それぞれの動詞の前で主語人称代名詞を繰り返す必要はない
書き言葉では、それぞれの動詞の前で主語人称代名詞を繰り返す必要がある

【話し言葉】

  • Je mange et bois.
    私は食べて飲む。

【書き言葉】

  • Je mange et je bois.
    私は食べ、私は飲む。

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